ちょっとお休み経済コラム

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貿易赤字2.9兆円、半期で最大 通年でも過去最悪を更新か
SankeiBiz 7月26日(木)

7月25日に財務省が発表した2012年1〜6月上期の貿易統計(通関ベース、速報)は、輸出から輸入を差し引いた「貿易収支」が2兆9158億円の赤字となり、半期ベースでは比較可能な1979年以降で過去最大の赤字を記録した。
原子力発電所の稼働停止に伴う火力発電用燃料の輸入増と欧州債務危機による輸出不振というダブルパンチに見舞われたため。特に欧州危機の悪影響は世界経済の牽引役である中国に波及し日本からの輸出にも急ブレーキがかかっていて、通年でも過去最悪の貿易赤字となりかねない情勢である。
最大の貿易相手であるEU向け輸出の低迷により、中国の4〜6月期の成長率は鈍化。インドやブラジルなどの新興国のほか、米国経済の減速も鮮明で、歴史的な円高も輸出には逆風となっている。
その一方で、原発の再稼働も関西電力の大飯原発にとどまり、火力発電用燃料の輸入も高止まりが避けられそうになく、黒字基調に転じるには今しばらく時間を要するとの見方は多く、日本経済の試練は続きそうである。

<コメント>
貿易収支のマイナスが響きますね。貿易は、日本に限らず、経済を支える大事な要素なので、注目が集まるところです。
半期ベースの貿易赤字は3期連続だとか!?東日本大震災の影響があり、31年ぶりに赤字に転落した「昨年通年の赤字額2兆5647億円」を上期で早くも上回った...なんて、恐ろしい限りです。ペース早すぎですよね。

第2次石油ショックの1980年が2兆6129億円で通年の過去最悪の貿易赤字額のところ、財務省によると、今年は上期だけでこの額も上回っていて、赤字基調が続けば通年でも過去最悪を更新する可能性が高いそうです。 欧州債務問題の動向は引き続き大きなリスクですし、スペイン国債の利回りの急上昇など、欧州危機は深刻化するばかり...。
いつになったら改善が見られるのかと、不安が募りますが、気持ちを明るく持って、前向きにがんばっていきたいところです!


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